蓄電池と電磁波|何が心配されているのか
公開:2026年9月20日

「蓄電池を置くと、電磁波が心配」 ——そう感じて調べている方へ。
この記事でわかること
- どの電磁波の話なのか
- 距離を取ると急激に弱くなる
- 数値を知りたい方へ
- 身のまわりにも同じものがある
- 設置を決める前にできること
- 不安が残るなら
読むのにかかる時間:約3分 / 出典は記事の末尾に記載しています
読む前に、向き不向きだけ先に確かめることもできます。 電気代の削減効果は、もともとの電気代の大きさで決まります。合わない場合は、その旨をはっきり表示します。
先にお断りしておきます。 私たちは蓄電池をご紹介する立場なので、「まったく問題ありません」と書いたほうが都合がよい側です。 ですから、断定はしません。
代わりに、何が心配されているのかを整理して、ご自身で確かめる方法をお伝えします。
蓄電池で問題になるのは、どの電磁波か
「電磁波」と一口に言いますが、中身はまったく違うものを指しています。 蓄電池で関係するのは、電気機器から出る低い周波数の磁界です。
| よく言われる電磁波 | 出どころ |
|---|---|
| 電波(高い周波数) | スマートフォン、Wi-Fi、電子レンジ。蓄電池の話とは別です |
| 低周波の磁界 | 送電線、家電、変圧器。蓄電池ではここが関係します |
| 放射線 | まったく別のものです。蓄電池とは関係ありません |
蓄電池の場合、磁界の出どころは本体そのものより、パワーコンディショナです。 直流と交流を変換する機器で、ここで電流が動きます。
距離を取ると、急激に弱くなります
これは物理的な性質です。発生源から離れれば、磁界は急激に弱くなります。
つまり、心配なら「置き場所」で対処できるということです。 寝室の壁の反対側や、長時間座る場所のすぐ横を避ける。これだけで条件は変わります。
数値を知りたい方へ
このページでは、具体的な数値を書きません。 機種によって違い、測り方によっても変わるためです。確認していない数字を載せるより、確かめ方をお伝えするほうが誠実だと考えました。
確かめるなら、次の順です。
- 検討している機種のメーカーに問い合わせる。「パワーコンディショナから出る磁界の測定値はありますか」と聞きます
- 施工会社に、設置予定の場所との距離を確認する。壁を隔てた向こう側に何があるかも含めて
- 公的機関の情報を見る。国内では経済産業省や環境省が、電気設備の磁界について情報を出しています
1つ目に答えられないメーカーや施工会社なら、それも判断材料になります。
身のまわりにも、同じものがあります
判断の助けになるので、事実として書いておきます。 低周波の磁界は、蓄電池だけが出しているものではありません。
- 電子レンジ、IH調理器、ドライヤー、電気毛布
- 冷蔵庫、洗濯機、テレビ
- 屋外の電柱にある変圧器、家の分電盤
すでに分電盤は家の中にあります。 蓄電池を置くと新しいものが加わるのは確かですが、「これまでゼロだったところに初めて生まれる」わけではありません。
そのうえで、気になるかどうかはご本人の感覚です。 「みんな大丈夫だから気にしなくていい」とは申し上げません。
設置を決める前にできること
| 置き場所を選ぶ | 寝室・子ども部屋・長時間座る場所から離す。屋外設置なら、その壁の内側に何があるかも見ます |
|---|---|
| 屋外にする | 屋内より距離を取りやすくなります。ただし機種と気候の条件があります(詳しく) |
| 家族と話す | 気にする方がいるなら、その意見を優先してください。毎日暮らす場所の話です |
| 測ってもらう | 設置後に測定を依頼できる場合があります。事前に確認しておきます |
それでも不安が残るなら
導入しないという判断も、正当な選択です。 蓄電池は、必ず入れなければならない設備ではありません。
電気代を下げるだけなら、電力プランの切り替えだけでも効果が出ることがあります。 停電への備えなら、ポータブル電源という選択肢もあります。
不安を押し切って契約した設備は、長く使う気持ちになれません。 納得できないなら、無理に進めないでください。
まとめ
- 蓄電池で関係するのは低周波の磁界。出どころは主にパワーコンディショナ
- 離れれば急激に弱くなります。置き場所で対処できます
- このページでは数値を書きません。メーカーに測定値があるか聞いてください
- 同じ性質の磁界は、家電や分電盤からも出ています
- 不安が残るなら、導入しないのも正当な選択です