学習塾の電気代|夕方から夜に集中する使い方

公開:2026年9月14日

机の上に開いたノートと教科書

学習塾の電気の使い方には、ほかの業種にはない特徴があります。 電気を使うのが、子どもたちが学校から来る夕方から夜に集中していることです。 そして夏休みや冬休みの講習期間になると、今度は朝から夜まで使う形に変わります。

この記事でわかること

  • 学習塾の電気の使い方の特徴
  • 夕方〜夜に集中する需要
  • 時間帯別プランとの相性
  • 夏期・冬期講習の負担
  • 判断の目安

読むのにかかる時間:約4分 / 出典は記事の末尾に記載しています

読む前に、向き不向きだけ先に確かめることもできます。 電気代の削減効果は、もともとの電気代の大きさで決まります。合わない場合は、その旨をはっきり表示します。

この記事では、学習塾の電気の使い方の特徴を整理し、 時間帯によって単価が変わるプランとの相性を考えます。講習期間の負担と、判断の目安も書きます。

学習塾の電気の使い方の特徴

学習塾の電気の特徴 夕方から夜に集中する 授業のない時間は少ない 夏期・冬期講習の負担 市場連動型との相性 電気が高い時間帯と、授業の時間が重なります
講習期間は使用量が大きく変わります。

① 空調

教室に生徒が集まると、人の体温で室温が上がります。集中力を保つために、室温と換気の管理は欠かせません。電気代の中心になる項目です。

② 照明

手元の文字をはっきり見せるため、教室は明るく保つ必要があります。夕方以降の授業では、照明を消すという選択肢はありません。

③ 学習機器

パソコン、タブレットの充電、プロジェクター、映像授業のモニター。個別指導や映像授業の塾ほど、台数が増えます。

④ 事務・受付

入退室管理システム、事務用パソコン、複合機。保護者への連絡に使う端末も含まれます。

夕方〜夜に集中する電気の山

通常期の学習塾は、午後の早い時間までほとんど電気を使いません。 生徒が来はじめる夕方に空調と照明が立ち上がり、夜の授業が終わるまで山が続きます。

これは、電気料金を考えるうえで注意が必要な形です。 電気の契約を市場連動型に切り替えると単価は時間帯ごとの市場価格で決まりますが、 夕方から夜にかけては、市場価格が高くなりやすい傾向があるからです。

市場連動型の電気と蓄電池の相性

蓄電池は、電気の契約を市場連動型の電力会社(新電力)に切り替えたうえで、市場価格が安い時間に電気を蓄えて、高い時間に使う仕組みです。太陽光パネルは必要ありません。 市場価格は、時間帯・季節・天候で大きく変わります。一般に、晴れた日の昼間は太陽光発電が増えて安くなりやすく、夕方から夜にかけては高くなりやすい傾向があります。一方で、寒波や猛暑などで電気が足りなくなると大きく高騰することもあるため、毎月必ず電気代が下がるわけではありません。

学習塾は、授業のない時間帯にはほとんど電気を使いません。 つまり市場価格が安い時間を、まるごと蓄電に充てやすいということです。 蓄えた電気を、夕方からの授業時間に空調や照明に使う。 使う時間帯がはっきり分かれている塾は、蓄電池の使い方としては相性のよい形です。

相性がよいことと、元が取れることは別です。
削減できる金額は、もともとの電気代の大きさに比例します。 教室が1〜2部屋の小規模な塾では、電気代が月2万円に届かないことも多く、 その水準では費用を取り戻すのに時間がかかります。

夏期・冬期講習の負担

講習期間は、電気の使い方が大きく変わります。

年間の電気代を見るときは、通常期の月と講習期間の月を分けて比べてください。 講習期間の月だけ極端に高い場合、それは使い方の問題ではなく、塾という業態の構造です。

見直せること

使っていない教室授業のない教室の空調と照明を切る。時間割に合わせて教室の使い方を寄せる
空調の立ち上げ生徒が来る直前に一気に冷やすより、少し早めに穏やかに立ち上げるほうが効率がよいことがあります
換気と空調換気は必要ですが、窓を開け放しにすると空調の効率が大きく落ちます。換気扇や短時間の換気で
機器の待機電力プロジェクターやモニター、充電器の電源を、閉室時にまとめて落とします

判断の目安

検討の余地がある塾

合わない可能性が高い塾

まとめ

ただし、相性のよさと費用に見合うかは別の話です。 通常期と講習期間、それぞれの月の電気代を並べてみてください。 それが判断のいちばん確かな材料になります。

※ この記事の内訳や金額は、各業種の一般的な設備構成と消費電力をもとにした目安です。実際の金額は、設備の種類・稼働時間・契約内容によって変わります。 当社が大阪で運営するコインランドリー7店舗と宿泊施設の電気料金データ(12か月分)も参考にしています。

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