北海道電力エリアの電気代|暖房が全国で突出する地域
公開:2026年9月20日

北海道電力のエリアで、電気代が高いと感じている方へ。 この記事では、プランの構造と、北海道ならではの事情を整理します。
この記事でわかること
- 暖房の必要量が全国で突出
- 夜が安いのは10時間
- 冬の停電は備えの意味が変わる
- 積雪と設置場所
- オール電化との関係
読むのにかかる時間:約2分 / 出典は記事の末尾に記載しています
読む前に、向き不向きだけ先に確かめることもできます。 電気代の削減効果は、もともとの電気代の大きさで決まります。合わない場合は、その旨をはっきり表示します。
北海道は、ほかのどのエリアとも条件が違います。 暖房の必要量が全国で突出して大きく、冷房はほとんど使わない。 そして停電が起きたとき、冬は暖房が止まること自体が危険になります。
暖房の必要量が、全国で突出しています
北海道エリアの暖房の必要量は、九州エリアのおよそ2.7倍にあたります。 最低気温が0℃を下回る日は、年間120日を超えます。
つまり電気代の山は、圧倒的に冬です。 従量電灯は使うほど単価が上がる段階制なので、使用量が伸びる冬は単価の段階も上がります。 ご自身がどの段階にいるかは、検針票で確認できます。
夜が安い時間帯は10時間
北海道電力の代表的な夜間プランは、夜10時から翌朝8時までの10時間が安い時間帯です。 東京電力エリアの5時間と比べると倍あり、蓄電池を充電する時間としては取りやすい条件です。
ただし北海道では、夜の使用量そのものが大きくなります。 安い時間帯に暖房を使い、同時に蓄電池も充電する——この両立ができるかは、契約容量と出力の問題になります。 仕組みは時間帯別電力プランとはをご覧ください。
冬の停電は、備えの意味が変わります
ほかの地域で停電といえば、冷蔵庫と照明と通信の確保が中心です。 北海道の冬は、そこに暖房が加わります。
- 暖房が止まると、室温が急速に下がります。健康に関わる問題になります
- 灯油やガスのストーブでも、着火や送風に電気を使う機種があります。停電すると動きません
- 給湯や水まわりが凍結すると、復旧後も使えない状態が続きます
「何を動かせば冬を越せるか」から必要な容量を逆算してください。 家電ごとの消費電力は消費電力の一覧に、 停電がどれくらいで復旧してきたかは過去の実例にまとめています。
なお、停電時に使える範囲は容量ではなく方式で決まります。 家じゅうで使いたいなら全負荷型が必要です。
積雪と設置場所
北海道で蓄電池を置くときは、雪の扱いが具体的な問題になります。
| 埋まらない高さか | 屋外に置く場合、積雪の高さを考えた基礎が必要になることがあります |
|---|---|
| 落雪の下でないか | 屋根から落ちる雪の直下は避けます |
| 冬に点検できるか | 雪に囲まれると、近づけなくなる場所があります |
| 動作する温度の範囲か | 機種ごとに使用できる温度が決まっています。屋内設置を選ぶ場合もあります |
条件の詳細は設置場所の条件にまとめています。 北海道では、屋内に置けるかどうかが選択肢を左右します。
オール電化との関係
北海道は、暖房と給湯を電気でまかなうご家庭も多い地域です。 オール電化の場合、夜の使用量が大きく、時間帯別のプランと相性がよくなります。
一方で、暖房の分まで蓄電池でまかなおうとすると、必要な容量はかなり大きくなります。 大容量が向く使い方もあわせてご確認ください。
まとめ
- 北海道エリアの暖房の必要量は九州のおよそ2.7倍。電気代の山は冬
- 夜が安い時間帯は10時間。充電の時間は取りやすい
- 冬の停電は暖房が止まること自体が危険。そこから容量を逆算する
- 屋外に置くなら積雪と落雪を前提にした設置場所が要る
- オール電化なら時間帯別プランと相性がよい。ただし必要な容量は大きくなる
プラン名・時間帯・単価は変わります。契約の前に、必ず北海道電力の公式サイトで最新の内容をご確認ください。